タテイトの国である日本の、政治の最大目標とは?

こんばんは。
今日は本暦八月十五日。
十五夜の満月が見られるといいですね。

◆京都→岡山→四国中央→東京を回って、昨夜浜松に戻りました。この間、講演・講義回数が3000回に達しました。

全国各地での講義を本格的に行うようになった、平成元年頃から記録を付け始め、10日(土)に3000回に到達。これも長年お世話下さった皆々様のお陰です。心から感謝御礼申し上げます。

そして、これから5000回を目指してがんばろうと思います。今後とも宜しくご教導のほどお願い申し上げます。

◆明日13日(火)は浜松で講義があります。
東林志塾(浜松)9月13日(火) 夕食会午後6時 講義開始7時
じっくり味わう「幕末維新」人物講座・第6回「西郷隆盛」
人物、器量、人間の大きさとは何なのか…。
天を相手に、無私の心で国難を救った大西郷。
その大誠意を今に伝える『西郷南洲遺訓』を味わい深く解説。
会場:21世紀倶楽部(静岡新聞社・静岡放送プレスタワー)
参加費:オブザーバー3000円(食事代別途)
電話053・473・5715(事務局・野上孝さん)
     hm813722@fsinet.or.jp

●日記● 平成23年9月7日~11日

★☆松下政経塾に詳しいジャーナリストから取材を受ける

9月7日(水)、ジャーナリストの出井康博さんから、雑誌と単行本の取材を受ける(品川で約2時間対談)。出井さんは、以前から松下政経塾関連の取材を続けてこられ、代表的なご著書に『松下政経塾とは何か』(新潮社)がある。

午後7時から、人間力養成塾で講義。冒頭に野田新政権への私見を話して後、本題の聖徳太子と「憲法十七条」を講義。自立力の高い参加者が集まっているので、ズバリ核心に斬り込むことが出来るのがいい。

★☆タテイトの国である日本の、政治の最大目標とは?

9月8日(木)、林塾「政治家天命講座」第6期・関西9月例会で講義。テーマは、大和言葉が示す日本人の世界観・人生観。

タテイトの国である日本と、革命の国である諸外国とでは、政治の根本目標が大きく異なる。我が国の政治の最大目標は国体(日本の国柄)の護持発展にあるのだが、その真髄を若い塾生たちが、胆識レベルでスパッと掴んでくれたことに驚く。主に関西の塾士・塾員・塾生ら28名が参加。

★☆音の剛柔と、一音一音の意味から姓名を判断

9月9日(金)昼過ぎ、岡山大和言葉セミナーで講義。昼間のセミナーのためか、参加者の9割が女性。

リクエストに基づき、今日も最初に野田佳彦首相のエピソードを話す。本題は「大和言葉の姓名判断」。音の剛柔と、一音一音の意味から姓名を判断するやり方を解説し、野田佳彦さんの姓名判断もやってみた。

夜は四国中央立志会・社員セミナー。ここでも冒頭に野田佳彦首相のエピソードを話す。二宮尊徳シリーズを継続中の本セミナーは、参加者が着実に増えている。今回も約70名の参加者で会場が満席となった。瀬戸丸ちひろさんが編集している「四国中央立志会新聞」の宣伝効果が大きいのだと思う。

★☆勝海舟が、中国(清)との戦争に反対したのはなぜか?

9月10日(土)午前中、四国中央立志会・社長セミナーで、近現代日本史を講義。日清・日露戦争の解説の中に、勝海舟の日清戦争観を入れた。

勝海舟は、清との戦争に反対していた。中国は分厚い「人民の生命力」を持つ国だから、負けたところで人民は痛くも痒くもない。日本が勝てば中国は西洋列強の餌食となり、後で大変な目にあうだろう。焦らず朝鮮と中国の蘇生を待ってから、三国(日中韓)連合して西洋諸国に対抗するのがいいと。

(これは推測だが)勝ならば、日清・日露戦争の原因となったロシアの南下は、イギリスやアメリカの力を使ってくい止めよと言っただろう。

イギリスはロシアの南下を警戒していたし、アメリカは東洋進出を目論んでいた。この両国にロシアの南下阻止を任せておけば、その後の日中戦争や太平洋戦争は避けられたのかも知れぬ。

そして、日中韓の連合によって、もっと早く王道の新アジア文明を興していられたのではないだろうか。

★☆このままでは、日本は乞食根性の怠け者ばかりの国になってしまう

9月11日(日)、綜學義塾(東京)で講義。やはり最初に野田首相のエピソードを話してから、本題の「京都に学ぶ日本の心」について述べた。

この塾には、男気のある人情家の経営者が揃っている。あまりにもドライでクール、しかも、努力もしないで文句ばかり言う輩の増えた日本にあって、経営者としての信念を確認し、情熱を取り戻す場になっているのが本塾だ。

ある参加者が、東日本大震災の被災地で聞いたという話。復興作業に人手が足りないことから、地元の人が避難所にいる元気な人たちに声を掛けてみたという。「手当てを出すから手伝ってくれないか」と。ところが、働いて報酬を受け取ると援助金を貰えなくなるため、動こうとする人はいなかったらしい。

被災されたことは、慰める言葉もないくらい気の毒なことであるが、今後の自立力を奪うような支援になっているとしたら大きな問題ではあるまいか。

何もしないほうが得をし、働いたら損をするような世の中であってはならないと思う。今、日本全体が「怠け得」で「働き損」の社会になっているような気がする。働くことの意義から学び直さないと、この国は乞食根性に覆(おお)われた、怠け者ばかりの国になってしまうだろう。