国家が無くなれば、それで終わり…

こんばんは。新型コロナウイルス感染者が増え続けています。まことに困ったことに、この問題はこれから長引きそうです。

昨日の夜、浜松で乗ったタクシーの運転手さんが「今日一日の実車はお客さんで7件、手取り収入は僅か2千円ですよ」と嘆いていました。

最も感染者が増えてきているのが東京ですが、4月8日(水)に予定されていた経世志塾例会は中止となりました。

◆本号の「日記」の小見出しです。→内容は下記をご覧下さい。
☆国会綜學勉強会(第48回)で講義~「山鹿兵学 其の一」

◆本号の「評論・随筆」の小見出しです。→内容は下記をご覧下さい。
☆国家が無くなれば、それで終わり…
☆日本人が新型コロナウイルスに対する抵抗力を持っている理由?!
☆何人の議員が陛下に対して、申し訳ないという気持ちを抱いているか…

●日記● 令和2年3月31日

◆3月31日(火)、国会綜學勉強会(第48回)で講義。本日は「山鹿兵学 其の一」を演題に、武士道の徳目や、武士の職分、学問の在り方などについて述べる。

国会綜學勉強会の世話人は下記の通り。
衆議院議員 宮下一郎氏(筆頭世話人、長野5区、内閣府副大臣・金融担当)
衆議院議員 國場幸之助氏(沖縄1区、林塾5期生・塾祐)
衆議院議員 足立康史氏(大阪9区)
衆議院議員 高井崇志氏(岡山1区)
衆議院議員 藤田文武氏(大阪12区、林塾8期生・塾士)
衆議院議員 源馬謙太郎氏(静岡8区、林塾9期生・塾士)
衆議院議員 杉田水脈氏(比例中国、林塾11期生・塾士)
衆議院議員 井出庸生氏(長野3区、国会綜學勉強会事務局)

本日の世話人以外の参加者は下記1名。
衆議院議員 上野宏史氏(比例南関東)

本日の林塾からの参加者は下記の通り(※内3名が世話人と重複)。
久野晋作塾士(3期、千葉県我孫子市議)
田沼隆志塾士(3期生、千葉県議・四街道市、元衆議院議員)
伊藤 央塾士(5期生、東京都小平市議)
國場幸之助塾祐(5期生、衆議院議員・沖縄1区)
小川義人塾士(6期生、元千葉県印西市議)
藤田文武塾士(8期生、衆議院議員・大阪12区)
高橋浩司塾士(9期生、神奈川県鎌倉市議)
杉田水脈塾士(11期生、衆議院議員・比例中国)

●評論・随筆●

◆国家が無くなれば、それで終わり…◆

さあ、国境封鎖にならないうちに、一刻も早く帰国しなければ…。世界中の人々が、一目散に自国に帰っていった。

結局、いざというとき国民を守ってくれるのは母国しかない。ボーダレス化とかグローバリズムとか言われたが、いまだ地球上に国家を超える単位は存在せず。そういうことが、今回のウイルス禍で、改めて分かったことと思う。

しかし、その国家が連鎖崩壊しかねない事態に陥っている。チャイナは人民の不満が溜まっており、大きな暴動が起きかねない。アメリカも、ウイルス蔓延で危ない。

いま政治は、日本国と日本国民を守ることに徹底すべきときだ。

ワクチンの開発など必要な国際協力は急がねばならないが、新文明創造のために世界人類に貢献するのは、この危機を乗り越えてからの話となる。

国家が無くなってしまえば、もうそれで終わりではないか。しっかり足元を見定めつつ、危機を乗り越えていこう!

◆日本人が新型コロナウイルスに対する抵抗力を持っている理由?!◆

新型コロナウイルスが日本でも流行してきたが、それでもまだ重症化する日本人は世界的にみて少ない。そこには何か理由があるはずだと、不思議がられているらしい。

大木が倒れる原因は、内と外にある。外から暴風雨が襲っても、内がしっかりしていれば簡単には倒れない。だが、内が弱ってくると、大風が吹かない間は立っていられるものの、一度(ひとたび)圧力が掛かるとあっけなく倒壊してしまう。

ウイルスの猛威が外からの圧力だとすれば、その被害をまともに受けるかどうかは、内すなわちその国民の抵抗力の強弱に掛かっているのではないかと思う。

そこで、抵抗力を高めているのではないかと考えられる日本人の生活や習慣について、いくつか挙げてみたい。但し、科学的な根拠があるわけではなく、都市伝説的なものもある。あくまで、今後の検証のヒントにでもなればという内容であることをご承知置きいただきたい。

それは(1)綺麗好き、(2)人との距離、(3)健康に熱心、(4)よく病院へ行く、(5)免疫力の高い食事、(6)清潔な環境、(7)言語的特徴の7つだ。

(1)綺麗好き~家の中では靴を脱ぐ、必ず手を洗う、おしぼりをよく使う、箸を使うことで食品に直接手を触れない、毎日風呂に入る、マスクが元々好き

(2)人との距離~握手やハグが少ない、間合いを取って礼儀をするから過度に接触しない

(3)健康に熱心~高齢者が健康熱心で長寿国、ラジオ体操をはじめよく運動する、(※逆にいえば、深酒・ヘビースモーカーで不摂生な高齢者は危ない)

(4)よく病院へ行く~医療が充実している、ちょっとした症状でもすぐ医者に行く(病院好き)、低料金で定期健康診断を受けられる、健康保険が充実している

(5)免疫力を高める食事~味噌汁や納豆など発酵食品が多い、米主食によるバランスの取れた栄養、健康長寿食である日本食、足りない栄養素はサプリメントで補う習慣

(6)清潔な環境~水と空気が綺麗(※禊祓いは水と空気で浄める)、緑が豊かだから植物の力(癒す力や浄める力)を日常的にいただける

(7)言語的特徴~日本語の発声の特徴として口を大きく開けない、“大袈裟”な発声が多い外国語に比べてマイクロ飛沫が少ない

以上の内容について、もちろん疑問や異論があることと思う。まだまだ他に挙げるべき事柄もあるだろう。

だが、全然無意味ということは無いはずだ。おそらくこうした理由が綜合的に働いた結果、日本人の新型ウイルスに対する抵抗力が養われていたのではあるまいか。日本人の生き方・在り方に自信を持ちたい。

◆何人の議員が陛下に対して、申し訳ないという気持ちを抱いているか…◆

天皇陛下は、この度のウイルス禍によって、御心を深くお痛めではないかと拝察する。我が御代となって、なぜ世がこのように混迷するのかと。

陛下がご心配あそばされなくてもすむ世の中をつくるのが、臣下たる政治家の役割である。が、果たして何人の議員が陛下に対して、申し訳ないという気持ちを抱いていることであろうか。

江戸時代初期の大学者・山鹿素行は、「天下の本は国家にあり、国家の本は民にあり、民の本は君にあり」と教えた。社会の基本は国家、国家の基盤は国民というところまでは誰でも言うが、さらにその根本が中心(みなか)にあると説くところが素行らしい。

社長が我が社全体を心配し、校長が我が校全体を心配するように、大君である天皇陛下は常に国家国民全体を心配されているのである。その陛下のご心痛が少しでも和らぐよう、股肱の臣(ここうのしん、頼りになる臣下)となって補佐する政治家が今ほど必要なときはあるまい。

昨日は国会綜學勉強会(第48回)で山鹿兵学・其の一を講義し、今こそ諸君は股肱の臣たるべしと叱咤激励した。

その後、新型コロナウイルス問題についての会議を行う。勉強会世話役代表の宮下一郎議員は、コロナ対策のとりまとめも副大臣(内閣府)として担当されている。

この対策は綱渡りのような困難を伴う。経済活動に対して、思い切りブレーキを踏まないことには感染を止められない。しかし、経済活動がストップすれば国民生活が崩壊してしまう。激しく変化する情勢を読み取りながら、どうすべきかを決めていかなければならないのだから、これほど政治家の力量が問われるときはない。

はっきりしてきたのは、ウイルス問題は長引くということだ。陛下のご心痛は、なかなか晴れそうにない。誠に辛いことである。

ところで本日、松下政経塾は開塾丸40年を迎えた。天上で松下幸之助塾長は、少しも満足されていないと思う。「もう一度生まれ変わって塾長をやり直したい」。そういう憤りが降りてきてならない。