立ち上がって前に向かおう、人生はこれからだ!

こんにちは。緊急事態宣言が延長となり、耐える日々が続きます。
※5月11日(月)に予定されていた今啓林会(神戸)は中止となりました。

◆昨年の5月1日、京都で80名を超える方々にお集まりをいただき、式典の後、「令和の天皇論」と題して講義をつとめさせていただきました。
そこで令和一周年となる昨日、オンラインによる「祝う会」を催しました。主宰者は京都綜學院代表の小笹嘉洋さんです。

企画に二日間、告知に三日間という急な催し。そして、京都綜學院から広がっている輪をベースに、綜學を学んでいる方々限定(一見さんお断り)という条件下にも関わらず、なんと90名の皆さんが参加してくださったことに感激!

林は先日見た「天皇陛下の夢」を元に講話。その夢を「次のステージに立って国民運動を起こせ!」という意味に受け止めたことを述べました。

そして「富士山と裾野理論」によって、国民運動を広げようと訴えました!志士は10合目、志民は5合目以上、国民は広々した裾野となります。これまで林は、主に頂上ばかり育てようとしてきました。でもこれからは、なだらかに裾野が広がる国民運動を展開したいと思います。

そこで、具体的に次の3つを「志民の心得」としてお願いしました。
1学ぶ ~「綜學」で世界と日本、さらに自分の現在位置を知る。
※綜學による共通言語を身に付けて仲間を増やす。
2伝える~「大和言葉」で新日本SSのA型文化を創造する。
※絵本『やまとことば神話』を出版し「語り部養成講座」を開くのでご参加を!
3育てる~「林塾」出身政治家を応援して欲しい!
※もしも近くに塾士がいなければ、入塾候補生を発掘していただきたい。

また、参加者を代表して下記の方々にスピーチをしていただきました。
林英臣政経塾・伊藤央塾頭(東京都小平市議・林塾塾士)
林英臣政経塾・久野晋作さん(千葉県我孫子市議・林塾塾士)
林英臣政経塾・杉田水脈さん(衆議院議員・国会綜學勉強会世話人・林塾塾士)
文明法則史学研究所・服部匡成所長
会津聖賢塾・江花圭司代表(福島県議・林塾塾士)
公益資本主義推進協議会福島支部・太田大支部長
東京綜學院・辻本正人代表
東林志塾・川岸和花子さん(静岡県森町議・林塾塾士)
東海こころざし勉強会・水野岳男代表(岐阜県各務原市議・林塾塾士)
名古屋綜學院・尾花智明代表
京都綜學院・小笹嘉洋代表
関西林英臣勉強会・濱野夕希子代表(林塾塾祐)
政経倶楽部連合会大阪支部・菊池哲也支部長
今啓林綜學会・小笠原健さん
松南志塾・岩田千栄美代表理事
林塾「沖縄講座」・松本博明さん(林塾塾士)

皆さんから素晴らしい“決意表明”を頂戴し、あっという間の2時間でした。昨日は、林下綜門(りんかそうもん、林塾門下と綜學一門)の集いになったことに心から感謝御礼申し上げます。

●評論・随筆●

◆立ち上がって前に向かおう、人生はこれからだ!◆

20年くらい前、次男にせがまれてハムスターを飼ったことがある。ゲージの中のハムスターが、滑車をカラカラ回す。ハムスター自身が回す勢いで、滑車はどんどん加速していく。やがて、その速さに耐えられなくなってハムスターは飛び出す。

その様子を見ていて、文明の結末を感じてならなかった。きっと人類も、成長と拡大ばかり求める覇権争いに疲れ切り、加速する旧文明の滑車から飛び出さざるを得ないときが来ると。

人類は忙しくなり過ぎた、慌ただしくなり過ぎた。度を超すボーダレス化とグローバリゼーション。それに支えられた私益膨張資本主義が限界を迎えていたところへ起こったのが、新型コロナウイルスの発生であった。

そして、一気に世界の動きが止まった。まさに滑車から飛び出したのである。宇宙から眺めれば、このウイルス禍は人類への警告そのものだろう。

2020年は、世界史を前後に分ける年となるのかも知れない。BC(ビフォーコロナ)AC(アフターコロナ)という言葉も出ている。

これから先が不安でならない状況であるが、覚悟を据えて事態に対処しなければならない。これまで取り組んできた事柄を、ウイルス収束後にどうするかだ。その際、時間が経てば戻る事、努力して戻さねばならない事、もう元には戻らないであろう事、もはや戻してはならない事の4点に振り分けて考えてみてはどうか。

これまでの事業で儲かったのは過去の話であり、それで生きてこられたのも昔のこと。今までが幸運なだけだった、というくらいの割り切りも必要になるだろう。ただ嘆いていても味方は現れない。大変気の毒だが、意識をバッサリと切り替えるしかあるまい。

世界のニュースによれば、空気も水も綺麗になったという。それに合わせて人心も綺麗になって欲しいところだが、むしろ動揺のあまり汚さが露わになっている。乱暴に車を運転する者、やたらに興奮して騒ぐ者、誰かに怒りをぶつけようとする者が現れ、詐欺や泥棒も増えている。

でも、やがて落ち着けば、おしなべて綺麗な心に向かうものと信ずる。

我々は、新しい世界を創るほうへ回ろう。自分だけ変わるのではない。これから先、生活や仕事、経済や政治の在り方、さらに世界や文明に至るまで全てが変わる。

そのキーワードとして、慈悲、利他、喜働、仁愛、大義、公益、高徳、自然知、素直、衆知、調和、共生などを外したくない。マコト、カムナカラ、ミナカ、ムスヒ、オホヤケ、イノチ、ナカイマ、タノシなどの大和言葉も勿論だ。

兎に角、今年(2020年)から社会心理が変わる(18年ほど前から提唱)。「危機の心理」から「復活の心理」へと移り、日本は必ずよみがえる!

なぜなら、世界人類が行き詰まったときのために用意されていた国家が日本なのだから。

さあ、目覚めよう!立ち上がって前に向かおう、人生はこれからだ!

◆緩急を兼ね備えた野党議員が出てきたら恐い!◆

緩やかさと激しさ、しなやかさと力強さを緩急と言い、緩急が出てくれば黒帯になれる。空手道昇段試験の、形演武のときに教えられた心得だ。

政治家の街頭演説や議会での質問にも、同じように緩急が欲しい。

野党の参議院議員に、あと緩急さえあれば話が面白くなるのにな、と思える人がいる。その議員は、質問時間中どんどんヒートアップし、ギャンギャン叫んでいく。

情報量が豊富で、切り込み方も鋭い。いつも感心するのだが、演説に情が乏しく、いわゆるウタや浪花節が無いのだ。緩急でいえば急ばかりで、聞いているうちにうんざりしてしまう。

質問に答える大臣たちは、揚げ足を取られないよう注意しつつ無表情に語るだけ。その無反応さに益々激昂し「今ここで、やると言いなさい、約束しなさい!」などと“脅迫”を繰り返す有様。

与野党議員が国会で、本当に腹を割って話し合うということは無いと聞くが、これではその通りだなと思う。

緩急は、要するに人間味や人間力だ。激しい憤りと、ほろっとくる情。山のような威厳と、谷のような懐の深さ。

もしも、こうした緩急を兼ね備えた議員が野党から出てきたら、与党にとって大きな脅威となるだろう。

◆母語を失えば、国が亡ぶ◆

多くの国があり、いろいろな国民がいる。それが世界人類というものの本質だ。そして、それぞれの国には、その国固有の言葉がある。

言葉は国家国民の生命そのものであり、言葉の盛衰が国家の盛衰を決める。亡国とは即ち、母語を亡くした国のことだ。教育の第一が、国語教育に置かれるべき所以(ゆえん)である。

日本語の原点である大和言葉を、神話を通して、なお一層伝えていきたい!