熱い議論が頂点で終わるようでは勿体ない

こんにちは。オンラインの講義と会議が続く毎日です。

◆第16回 東海こころざし勉強会 ズーム講義
日時:5月21日(木)午後6時30分より
演題:「孫子の兵法」~勝つための思考と行動~
講師:林 英臣
参加費:3000円 学生:1000円
参加希望者は、ご連絡をいただいた後、お知らせする口座へ参加費をお振込みください。参加するためのURLをご案内します。
https://www.facebook.com/event……317885462/

◆東京綜學院 開講記念講演会(ズームプレ講座)
日時:5月 31 日(日)10時~12時 
演題:緊急講義!新型コロナウイルスで加速する文明の転換
この世界的危機を通して、どう自己成長するか
講師:林 英臣
参加費:3000円+消費税(税込合計3300円)
参加方法:ZOOMにてご参加となります。(お申込頂いた方のみにご案内します)
お申込方法と注意事項:参加をご希望の場合は、下記のリンクをクリック後、
文末の案内にしたがって必要事項をご記入の上、お手続きください。
http://yuichimasuda.jp/colum/l……ZIweQurB-g

●評論・随筆●

◆熱い議論が頂点で終わるようでは勿体ない◆

世界の危機と、日本の使命。それを熱心に話しても、打てば響くように反応する者は少ない。

中には熱く反応して、議論を活発にする人が出て来る。が、それを抽象論で終わらせず、実務的に行動計画へ落とし込める者は少ない。

それでも、計画を嬉しそうに練る人が、いるにはいる。ところが、計画マニアが多く、そこから実際に行動に移せる者は少ない。

勿論のこと、動く人はいる。ただし、あまり考えないまま、単に騒いでいるだけの場合が多い。

やがて行動に至っても、仲間と息を合わせ、結果を出すまで辛抱強く継続する人は、なお一層少ないものだ。

多くの人たちは、受講がゴールとなり、熱い議論を頂点にしぼんで終わりとなってしまう。

ああ、大変残念なことではないか。

そういう人が幕末に沢山いたらしい。2500年前の孔子も嘆いていた。(5月14日)

◆逆境の志を持て!◆

「ああ、世の中に読書好きは多い。だが、真の学生がいない。それは、学問を始めるときの最初の志が間違っているからだ。

努力する為政者は多い。だが、真の指導者がいない。それは、政治を起こすときの最初の志が間違っているからだ。

真の学生、真の指導者が出て来なければ、単なる順境の問題は語り合えても、とてもではないが逆境の問題を語り合うことは出来ない。

私は逆境の人だから、ひたすら逆境の問題について説くのみである。」吉田松陰『講孟箚記』

普通に暮らせる世の中を順境、乱世激動の世の中を逆境という。昨年までは、曲がりなりにも世界は順境にあった。だが今年に入り、ウイルス禍によって世界中が逆境の時代に突入した。

そして、世の中という海を、上手に泳げばいいと思っている俗物派が順境タイプ、汚れた海(乱れた世の中)を、しっかり浄めようとする正義派が逆境タイプだ。前者でも何とかなる時代は終わった。

逆境の志を持たぬ者に、どうして逆境の問題を任せることが出来ようか。「私は逆境の人である」という信念に立つ者が、今ほど必要な時代はない。

追って:世の中に認めて欲しいだけの俗志なのか、世の中を真に良くしたいという大志なのか。それを選り分けるフルイにかけられているのかも知れない。
(5月17日)