松下幸之助塾長が提唱された「新しい人間観」と「新しい人間道」

こんばんは。揚子江流域で大雨による洪水が発生しています。真面目に暮らす人民のご無事をお祈りいたします。

◆16日(木)~17日(金)は、林塾「政治家天命講座」第15期文月例会でした。ウイルスがまた蔓延しているので、全国を7会場に分け、関東では個々にオンラインで受講してもらうなどして対応しました。

講義内容は、松下幸之助翁の国家観・政治観・人間観+人間道。これを、二日間計6時間かけて講義しました。人間観+人間道については、下記の文をご参考にしてくださいませ。人間観や人間道が腑に落ちるほど、自ずと集まって来る人が増えるはずです。その求心力を尺度に、学びの度合いが測れるものと思います。

◆松下幸之助塾長が提唱された「新しい人間観」と「新しい人間道」

互いに非難し合って排斥する。相手を見下し、決して受け入れない。どこまでも争いを続け、どちらも不幸になっていく。

それが人間の本質であり、結局滅びてしまうのが人間の宿命なのだろうか。いや、そうではない。人間は、もっと崇高にして偉大な存在であるはずだ。

そう思った松下幸之助塾長は、まず意識を宇宙に広め、宇宙の本質は生成発展にあると悟られた。宇宙に存在する一切の物は、常に生成し、絶えず発展していると。

そして、人間はその生成発展する宇宙に誕生したのだから、万物を生かし、あらゆる存在を活用する力を、はじめから備えているに違いないと考えた。人間は、生成発展する宇宙の、その進化の先頭に立っているのだと。

ところが我々は、そうした天命(宇宙=天から受けた使命)に気付いていない。それどころか、人間をつまらない存在だとか、罪深くて救われ難い存在だとか考えて、自ら卑下している有り様である。

このままではいけないが、ではどうすればいいのか。松下塾長は、次のように唱えた。

素直な心になって、人間の本質を正しく知ろう! 個々の利害得失を超えることで、衆知を集めよう! 物質的にも精神的にも豊かに繁栄する、より良き国家と世界を興していこう! 

すなわち人間は、まことに崇高にして偉大な存在なのだから、このまま終わってしまうような存在では決してないのである。

ここまでが「新しい人間観」の概略であり、これを生かしていくための考え方と処し方が「新しい人間道」となる。

「人間道」において第一に大切なことは、あらゆるものをありのまま、あるがままに「容認」するところにある。短所や問題点を含めて、そのまま認め、素直に受け入れるのだ。

但し、欠点や課題を、そのままでよしとするのではない。それがなぜ生ずるのか、どうすれば改められるのかを練っていく必要がある。

その際、それぞれの個性や特性、その物の特質をよく知らなければならない。どんな存在にも天が与えてくれた使命や特質があるのだから、それが生かされるよう「処遇」していくのが「人間道」における第二の要点となる。

これら「容認」と「処遇」、さらに「礼」を加えて、人間道の三本柱となる。礼があってこそ、人は集団生活を円滑に進め、衆知を集めることが可能となるのだ。

まず、あれこれ悩んでばかりいないで、そのままを容認して受け入れる。次に、人や物が本来持っている長所や可能性を見出し、それが生かされるよう処遇していく。その上で、礼を整えて感謝の心を表し合う。そうすれば、衆知がどんどん集まって、人間道が広まっていくことになる。

※以上は、『人間を考える 第一巻』新しい人間観の提唱 新しい人間道を求めて松下幸之助著・PHP研究所 をもとに、林なりにポイントを抜き出し加筆したものです。

松下政経塾の「塾是」に「真に国家と国民を愛し 新しい人間観に基づく 政治・経営の理念を探究し 人類の繁栄幸福と 世界の平和に貢献しよう」とある通り、「新しい人間観」とそれを生かすための「新しい人間道」は塾生必修の「松下哲学」です。

林の講義を受けてくださる皆さんは、まぎれもない松下幸之助塾長の孫弟子です。孫弟子として、さらに研鑽を積んでいただくために、まず私からこの人間観・人間道を学び直し、その上で尚一層、綜學の講義に努めることを、ここに表明いたします。

◆東京綜學院 開講記念講演会(オンライン・プレ講座)のご案内
日時:7月25日(土)10時~12時 導入講座・第1回
松下幸之助の遺言~松下政経塾生に託した悲願!経営の神様は、どんな理想世界を描いていたのか

参加費:各回3000円+消費税(税込合計3300円)
参加方法:ZOOMにてご参加となります。
第1回:7月25日(土)のお申込は下記からお願いいたします。
https://bit.ly/2Nuic3W

●日記● 令和2年7月14日

◆7月14日(火)、昨日特定健康診査に行って来ました。本日結果が判明し、お陰様で異常無しでした。

検査内容は、問診等の他、胸部レ線、心電図、血圧測定、検尿、血液検査など。がん検診としては、結核・肺がん検診、大腸がん検診、前立腺がん検診を毎年やっています。

これらの検査で、全てが分かるわけでは無いでしょうが目安にはなります。私の場合、出張も多くて生活が不規則になりがちです。心身の調整には普段から注意が要りますが、取り敢えず検査結果が、今年も問題無しで良かったです。

人生を何に賭けるかが決まっている以上、残念な終わり方をするわけにはまいりません。武道やスポーツにも励んで心身統一を図り、お互い文明転換期を乗り越えるための氣迫を失わないよう留意しましょう!

●評論・随筆●

◆天命に目覚める人や、生まれてきた真の意味に気付く人が益々増える!◆

21世紀は人類にとって、その存亡が懸かった大転換期となる。でも、その危機を救うカギが東洋にある。おまえはこれから東洋を学べ。

この17歳のときの覚りによって、以来私は、東洋哲学や東洋医学、日本思想や大和言葉などを実学として学び、武道の稽古にも地道に励んできた。これを原点として、これまで動いてきたし、これからも生きていく。

現象的には、日本も世界も、間もなく文明交代期の暴風域(2025~2050)に入るから大変だ。でも、人類救済という大使命に、思い切り生きることが出来る。

これまでの自分の生き方、今まで通りの仕事の在り方で、果たして我が天分を生かせるかどうかを自問自答してみよう。これから人々は二極分化し、中間が一気に少なくなる。その中で、天命に目覚める人や、生まれてきた真の意味に気付く人が益々増えていくだろう。

そういう皆さんと出会って学び合いたい。共に日本創成と文明維新に活動したい!(7月20日)