米中経済戦争から米中政治戦争へ

こんにちは。浜松も猛暑となりました。
昼過ぎから空手道の暑中稽古に参加。
夜はオンラインで『日本書紀』の講義をします。

◆8月1日(土)から6日(木)にかけて、名古屋(リアル)→京都(ハイブリッド)→神戸(リアル)→東京(ハイブリッド)→各務原(岐阜県・オンライン)で講義しました。ウイルス禍に地域差があり、それぞれの事情に合わせた方法で講座を続けていただいております。

◆本日夜、駒ヶ根(伊那谷)の講義をオンラインで行います。

☆伊那谷文明維新塾
日時:8月8日(土)午後6時開始~8時30分頃終了
演題:編纂1300年~『日本書紀』と正史の意義、書記に見る天照大御神の誕生、そして三大神勅 他
タイトル「誇り高き国民となるため、今こそ読んでおきたい日本の正史!」~『日本書紀』成立1300年記念講演~
紹介文「『日本書紀』完成1300年を記念し、正史が示す「日本の原点」について学びます。日本書紀は「読み難そう」という先入観をお持ちの方もおりますが、古事記との共通点など入門的な内容から分かり易くお話しいただきます。また、「天の岩屋戸」伝説にみる問題解決と危機管理の心得など、現在直面する諸課題にも生かすことができる内容です。お誘い合わせの上、奮ってのご参加をお待ちしております!」
参加費:3000円(事務局にご確認ください)
お問い合せ:0265・85・2070(事務局・長野県議・清水正康さん)

◆来週は浜松で講義します。ハイブリッドの予定です。
☆東林志塾(浜松)
日時:8月13日(木)午後6時30分~9時00分
世界と日本の動きを読む~「米中経済戦争から米中政治戦争へ」
じっくり味わい、人生の骨格を養う「論語」講座(28)達人と有名人の違い。正しい人を引き上げれば、曲がった人も正しくなる。他
戦前の日本は思想戦に敗れていた!封印の書『学術維新原理日本』講話(28)日本では忠君と愛国が同一。日本を抜き去った人類生活は日本人には無意味。他
会場:21世紀倶楽部(静岡新聞社・静岡放送プレスタワー)
参加費:オブザーバー3000円 
電話090・5875・7687(事務局・川岸和花子さん)
FAX0538・38・9944

●評論・随筆●

◆米中経済戦争から米中政治戦争へ◆

貿易摩擦やハイテク主導権争いなどによる米中経済戦争は、いよいよ政治戦争の段階に突入している。とうとうアメリカは、チャイナの政治体制の根幹、則ち共産党一党独裁体制の変更を目指すことになったという。

日経新聞本社コメンテーターの秋田浩之氏によれば「米政府や議会で、中国の共産党性悪論ともいうべき対中観が急速に広がり始めて」おり、「この対中観をひと言でいえば、中国が人権や国際ルールに反するような言動を続けるのは、共産党の独裁体制に元凶がある」とのこと(令和2年7月23日付朝刊)。

では、いったいチャイナ共産党体制の何が問題なのか。米欧日などの民主主義国家では、何事も民意を得ながら政策を進めるために、どうしても時間が掛かる。

ところが共産党による一党独裁国家のチャイナでは、何をするにも決断が速い。民意を気にしないで素早く事業を進めていけるのだ。急速な経済発展により巨額のマネーを獲得したチャイナが、長期計画を立てながら覇権的な大事業を地球規模で展開していくのだから、世界にとって大きな脅威となるのは当然の成り行きであった。

チャイナの政治にも選挙はあるが、独裁政権の下で実施されているため、政権の腐敗に対して意見を言える民主的な政党が育たない。民意の後ろ盾を得た政治が行われているとは全然言えないのだ。

そういうことからチャイナ共産党政権は、有能ではあるものの名利を追い求めてやまない、上昇志向の強い人民層を基盤としながら成立しているものと推測する。金銭欲や出世欲が旺盛、世渡り上手で保身に長けた党員ほど地方の有力幹部にのし上がっていき、その権力闘争の頂点に立っているのが中央政府の最高指導部なのだろう。

当然、その権力闘争の過程で、地方に汚職がはびこるし、失敗が隠蔽される体質が強まることにもなる。かりに国内で王道の徳治政治をやろうとしても、有力者層ほど私利私欲に生きているから、どうにも改革は出来ず、悪政が蔓延(はびこ)るばかりとなるのではあるまいか。汚職を取り締まろうにも、その根が深く広がって手に負えないのだ。

チャイナは、内部が弱ったところへ外部から圧力を受けることで、何度も体制が崩壊(革命)してきた歴史を持つ。気象異変と災害、それに伴う食糧不足の発生、飢えた人民による農民反乱や宗教反乱、北方民族の侵入、軍閥の割拠といった事態である。

そこで、チャイナ政府は人民を統率するために、外に向かって強攻策を採ることになる。尖閣諸島、沖ノ鳥島、台湾、香港、南シナ海などに対する最近の活動に、それが現れている。

文明法則史学で見れば、現在のチャイナは清SS(social system社会秩序)の終了点を迎えて以来、100年を超える長い過渡期にある。いずれ王道政治に立つ新中国SSが起こされるであろうが、それはまだ先の話。その前に、過渡期の覇者である共産党政権が役割を終えねばなるまい。

かつてアメリカは、成長する日本を激しく叩いた。今またアメリカは、チャイナを覇権大国へと導いた、共産党独裁体制を終わらせようと決意した模様である。

アフターコロナに待っているのは、この米中政治戦争であり、気象異変の深刻化であり、私益膨張資本主義の終焉である。

チャイナがウイルス禍によって生じた力の空白を狙っているように、アメリカは揚子江流域などチャイナ全土に起きている豪雨被害を注視しているだろう。

世界の最激変期は、これからやって来るのだ。政治の正念場である!(7月27日:日本政経連合総研レポート第39号)

◆こせこせ小さくまとまるな!◆

今、多くの人々が、これからの生活や仕事に、心底悩んでいる。こういう試練のときこそ、逃げないで、とことん苦悩しようではないか。

これからの生き方や在り方について思案し切った者の中から、次の日本を担い、新しい文明を創る者が必ず現れてくる。苦しみ、悶え、悩み抜いた向こうに光明を見出すのだ。

ならば、その苦悩は、個人の小乗的な苦悩に留め置いたままではいけない。悩みが小さいと、自分自身もどんどん小さくなる。周囲に翻弄されたまま、自己が矮小化していく一方となるのだ。

さあ、どうせ悩むなら、もっと大きく悩もう。日本の深い悩み、世界人類の煩悶に立ち向かうのだ。

そうすれば、何をするために生まれてきたのかが必ず見えてくる。きっと進むべき道が開かれるだろう。

この激動期は、天命開花のまたと無いチャンスなり。こせこせ小さくまとまるわけにはいかないのだ。(7月31日)

◆見当違いに陥っていた一期生を叱る!◆

諸君はリーダーにはなれないかもしれない。しかし、前衛にはなれる!この草柳大蔵氏による、松下政経塾第二期生入塾式でのお言葉の意味について私見を述べる。

リーダーは、その時代のエリートとして偉くなる人。前衛は、次の時代を先読みし、居ても立ってもいられない気持ちで時代を先駆ける人のことなり。

リーダーになろうとして爪先立てば、一体どうなってしまうか。出世を焦り、有力者におもねり、旧体制に妥協し、結局小賢しい人生で終わってしまいかねない。

君らは、リーダーとして偉くなり、羽振りよく生きるために、この塾に入ったのではないはずだと。

そもそもリーダーなんて、すぐになれるものではない。しかるべき立場に就くには時間がかかる。

だが、前衛なら、今すぐ誰でもなれる。さあ、力んでリーダーになるのではなく、孤独を恐れぬ前衛となれ!

そして、その前衛群の中から、真のリーダーが必ず誕生する。だから心配しなくていい。

そもそも前衛に立つ覚悟や見識の無いうちから、「我こそリーダーなり」なんてご大そうな口を利くのは、実に見苦しい姿ではあるまいか。

そうして、見当違いに陥っていた塾生を叱ってくれたと思うのである。特に一期生に。(8月2日)

◆夏休み育成標語の落選集(家庭内却下)◆

「カタチ」
本氣ならカタチに示せ君の夢

「ゴール」
今出来る事をゴールにつなげよう

「覚悟」
乱世に死して後已(や)む覚悟据え
(8月6日)