もう廃業しようかな、いや続けようかな…

こんにちは。今日は本暦七月七日、本来の「七夕」です。

◆17日(土)、土方歳三の刀と、明智光秀ゆかりの短刀を拝見!

新撰組副長、土方歳三が実戦で使っていた刀は、二尺七寸の長刀。刀身に数カ所、修復のため細くなっている箇所があり、三人は斬っているとのこと。

一方、短刀は明智光秀が祈願奉納した刀で、400年ぶりに発見されたもの。見せてくださったのは、京都・開陽堂店主の横田俊宏氏。氏は、京都新撰組同好会会長である。

お店の角に、若州小浜藩邸跡の石碑あり。京都綜學院代表・小笹嘉洋さんのご案内なり。

●評論・随筆●

◆もう廃業しようかな、いや続けようかな…◆

ウイルス禍が長引き、客が戻らず、資金が底を突く。いつこのトンネルを抜けられるのか分からず、果たしてこのまま仕事を続けていいのだろうか。そういう悩みで、弱気になっている経営者が多い。

廃業に至る理由は、一体どこにあるのか。実のところそれは、コロナウイルスの流行そのものよりも、それ以前の経営実態にあったのではないかと思う。よほど“直撃”を受けた場合は別にして、倒れる主因は大抵(たいてい)内に存在しているものである。

ここで、もうしばらく辛抱すれば何とかなるのか、それともいっそ潔く廃業すべきか。それを考える上での視点を4つほど述べておく。

1、無ければ世間が困る仕事をしてきたなら、やがて仕事は戻ってくる

うちの会社や店が無いと、世間は困ってしまう。そういう必要とされる仕事であったのかどうかを冷静に考えてみたい。

昔から顧客を大事にしており、「おたくがいなくなったら仕事や生活が成り立たない」などと言ってくれる人達に囲まれていたならば、今の困難をじっと耐えていくことで、やがて仕事が戻る可能性が高いだろう。

2、我が社の代わりが務まるような同業他社が見当たらないくらい、本物をつくって来たなら生き残れる

さらに、意識して本物をつくり・扱い・商ってきたかどうか。可能な限り独自性を磨き、コストを考慮しつつも最高水準の品質を求め、利益は後から付いて来るという先信後利(信用が先で利益は後)の仕事をして来たならば、代わりが務まる同業他社は、おいそれといないはず。そういう仕事に誠実な会社が生き残らないことは考え難い。

3、時代の流れを読みつつ、公益に沿った経営をしてきたなら大丈夫

時代の流れを読み、本業を基に工夫しつつ、新たな事業を創造してきていたかどうか。それも、単なる流行を追い掛け、目先の利益を漁るだけの展開ではなく、常に交利(お互いの利益)と公益(世間の利益)に沿ったものであったなら心強い。そうであれば、経営の足腰の強さが違うので、きっと仕事を継続していけることだろう。

4、リスク分散を意識し、打つべき手を打ってきた会社なら生成発展する

普段からリスク分散を意識してきたかどうか。売れ筋商品が一品しか無い、市場やお得意先が偏っている、ひたすらインバウンド頼みのみ、などという状況では、経済情勢の変化で、たちまち会社の屋台骨が揺らいでしまう。

それに反し、一部分に依存したままでいることの危険性を、普段から敏感に感じ取っては、打つべき手を打ってきたという会社なら、企業生命体としてのイノチの力が違う。きっとウイルス禍を乗り越え、困難をバネに生成発展していくことだろう。

ウイルス禍は、まさに新文明に相応しい会社となるかどうかのオーディションだ。天からしっかり合格点をいただき、文明転換期を乗り越え、人類進化に参画する公益企業となられますよう心から祈念いたします!(8月21日)