平成24年を、あれこれ思う

謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
本メルマガ読者の皆様には、旧年中、誠にお世話になりました。
本年も、どうぞ宜しくお願い申し上げます。     綜観 拝

皆様から沢山の年賀状を頂いており、厚く御礼申し上げます。
皆様には、本暦で返信させて頂きます。何卒ご了承下さいませ。

※「連載」は1回休みとさせて頂きます。

◆◆◆平成24年を、あれこれ思う◆◆◆

今年は、文明交代期の現象が、さらに激しくなりそうです。
ヨーロッパの衰亡の加速、アメリカの指導力の低下など…。欧米の衰退に変わりはありません。

TPP参加という開国要求
アメリカは経済に困っているから、TPP参加を日本に迫ってきました。「赤旗」のスクープによれば、交渉内容は公表されず、交渉文書は協定発効後4年間秘匿されるとのこと(ニュージーランドのTPP首席交渉官の発表)。

これでは、TPPを国民の総力喚起のきっかけにすることは難しくなります。TPPという“開国要求”を生かし、「攘夷のための開国」をやって、世界に負けない国づくりを進めるというところに、受け入れの意味があったのです。秘密裏に進められるのでは、日本はやられる一方となりかねません。

止まらない円高
日本経済の停滞の一因に、円高&デフレがあります。ドルやユーロが下がっているのに、円だけが高止まりです。円高は、世界中が文明の転換に揺られる中、日本に“救い”を求めてしまうことの現れではないでしょうか。

膨張資本主義の最終ランナー
中国の指導者の心配は、経済成長の停滞にあります。中国の成長は欧米や日本、韓国などの投資によって始まり、世界の需要に支えられて、GDP第二位の地位まで伸びてきました。その成長が緩めば、人民の不満が一気に政権転覆へ向かう恐れがあるのです。

以前から述べてきたように、中国は膨張資本主義の最終ランナーとなりました。かつてはイギリスからバトンを受けたアメリカがアンカーかと思われましたが、中国が資本主義の最終段階の担い手となったようです。

終末に向かう人類文明
文明交代期には、旧文明の崩壊にトドメを刺す膨張勢力が必ず登場します。アレクサンドロス大王の大遠征や、ゲルマン民族の大移動、モンゴル軍の大征服がその例です。

21世紀の文明交代期では、中国の膨張が、それにあたる勢力となる可能性が高まりました。日本や韓国との漁業摩擦も、その一環で起こっていると見るべきです。

中国には、世界を終わらせるのではなく、高い使命を持って文明を進化させる役割を担って欲しいのです。膨張資本主義の最終ランナーのままでは、世界中から資源やエネルギーを集めつつ、覇道政治によって旧文明を終わらせ、人類文明の終焉を導くのみとなりかねません。

中国の指導者の悩み
中国人民は、物欲膨張資本主義の甘味を、骨の髄まで知ってしまいました。いったん走り出したら、もうかつての貧しさに戻ることは出来ません。そこに、どう公徳心を入れるか。中国の指導者は今、資本主義の“毒の中和”に悩んでいるのです。

では、資本主義の次には何が来るのか?これを掴めば、中国は王道国家となります。それは、私利私欲の物欲資本主義を超える、公利公欲の公益経済主義と思われます。

方向性を変えるのは、何事であれ大変難しいことです。が、決して不可能ではありません。日本や韓国や台湾が加われば、中国が公益経済に向かうチャンスがきっとあるはずです。

とにかく、今年は世界中が大きく動きます。
アメリカやロシア、フランス、韓国などで大統領選挙があります。台湾では総統選挙があり、中台関係の動きからも目を離せません。

最高指導者の交代があった北朝鮮は、内乱の発生が心配です。民衆蜂起が各国で起こった中東も、イランの動勢を引き金に、イスラエルを巻き込んだ大規模戦争へ向かう恐れがあります。東アジアの緊張ばかりに目を奪われていても困ります。

我慢くらべに負けるな!
こうして、世界中が旧文明の崩壊の中で四苦八苦しています。今は、世界を相手の「我慢くらべ」のときです。文明転換の嵐の中で、吹き飛ばされないよう足腰をしっかり定めましょう。

人生の原点という、ぶれない中心軸。あるいは、これぞ本望という志です。原点や志があれば、我慢くらべを耐え抜くことが出来ます。日本国としての原点も、これほど必要とされる時代はありません。

この先、旧文明の残り汁を啜ろうというあがきと、新文明を創造しようという生みの苦しみに、世界は揺れに揺れるでしょう。だからこそ、ぶれない中心軸が必要なのです。

消費税増税で景気は悪くなる
消費税の増税。これをしなければ、社会保障の財源が確保できません。増税は仕方ありませんが、景気は悪くなります。消費税は、体を巡る血液を途中で抜くような税制だと聞いたことがあります。だから体力がないとき(景気の悪いとき)にやると大変なことになりかねません。体力の乏しい中小零細企業から消えていく恐れがあります。進むも地獄、退くも地獄。それが消費税増税であることを、あらかじめ心得ておかねばなりません。

変えてはならないものが分からないようでは期待できない
男系男子を維持する皇室の仕組み。これは、決して変えてはいけない国体の基本です。皇室を乗っ取ろうという野望をくい止めるシステムが、男系男子による継承でした。いくら転換期でも、変えてはならないものがあります。

いや、転換期だからこそ守らねばならないものがあるのです。もしも、その違いが分からなければ、現政権には全然期待出来ないことになります。

◇こうして今年は、内外共に混迷を深める一年となりそうです。
解散総選挙も、やるべきかと思われます。正月気分は、さっさと切り上げて、激動を飛躍に変えられるよう覚悟を定めましょう!

●日記● 平成23年12月28日~平成24年1月1日

★☆林英臣政経塾・第6期修了生は19名

12月28日(水)、昼間は庶務。夜、林塾「政治家天命講座」第6期・最終回 合同合宿のために福岡に移動。塾士会議も合わせて開かれ、約60名が参集。

12月29日(木)、第6期生終了認定式で挨拶(19名が卒塾)。

12月30日(金)、綜學社事務所でCD収録。学生スタッフの長屋智揮君が、今回も手伝ってくれた。その後は大掃除とお清め。

1月1日(日)、蒲神明宮に初詣。午後から、実家の会社で新年ご祈祷。神主さんが来てくれなかったので、綜観が代役を務める。その後、祖父母と弟のお墓のある龍頭院をお参りし、実家の氏神様である諏訪神社を参詣。