当選すると、どうして人物が小さくなるのか?それは大義を忘れるからだ!

こんばんは。秋分の日が過ぎ、明日は彼岸明けです。

◆日記(9月15日~24日)
・15日(火)…福島県郡山市で講義(會津立志セミナーの第28期として)
・17日(木)…政経倶楽部連合会名古屋支部で講義~松下幸之助に学んだこと
・18日(金)…神戸・今啓林会で講義~世界の動き+論語+学術維新原理日本
・19日(土)…関西林英臣勉強会で講義~明治の世界的大政治家・小村寿太郎
・21日(月)~22日(火)…大和言葉姓名判断合宿講座10時間講義&指導

◆本号の「評論・随筆」の小見出しです。→内容は下記をご覧ください。
☆当選すると、どうして人物が小さくなるのか? それは大義を忘れるからだ!
☆日本は悪くなっているばかりではない…
☆日本人は、言語を触覚で聞く!

◆東京綜學院・林ゼミが、令和3年1月からはじまります!
https://saipon.jp/h/toukyo-sou……9UqDHpFmWY

◆10月7日(水)、経世志塾の例会のご案内です!
☆日本的経営の根本道場!経世志塾(東京)
日時:10月7日(水)午後4時~6時半
※リアル&オンラインのハイブリッド講座です!
演題:経営者・経営幹部のための「論語講座」子罕第九
自信を持てないのは使命感から無いから! あと一歩で止めてはならない。他
※最新の内外情勢についてもお話しします。
会場:湯島聖堂(昌平坂学問所・斯文会館) 参加費:5000円
申込みは下記サイトにて承ります。
https://ex-pa.jp/item/29879

●評論・随筆●

◆当選すると、どうして人物が小さくなるのか?それは大義を忘れるからだ!◆

「政治家となり、ひたすら名誉や名声を追い求めるものの、怨みを背負い悪名を被ろうとはしない。そういう人物は、不忠者の最たるものである。

政治を行う際の基準は、どこまでも大義に置くべきだ。正義さえ失わなければ、周囲がどう騒ごうが、全く憂うる必要はない。」 張養浩著「三事忠告」廟堂忠告 第六・任怨より(意訳・林)

◆日本は悪くなっているばかりではない…◆

日本人のマナーは格段に良くなった。電車、特に新幹線に乗ると、それを如実に感じる。

昔のホームはチューイングガムで汚かった。ガムが靴底に、よくくっ付いた。ホーム下は、ポイ捨てタバコの吸殻だらけ。車内は禁煙車両であっても常にタバコ臭く、前の乗客が残したゴミが満載。

ところが今、そういう事は殆ど無い。随分綺麗になったと感じる。日本人の劣化が叫ばれるが、見方によっては良くなってもいる。物事は、一面だけ見ていてはいけないと思うが如何。

◆日本人は、言語を触覚で聞く!◆

日本人は、言語を皮膚で聞いている。音(おと)自体は耳(鼓膜)で聞くものの、それだけで終わらない。日本人は、日本語を皮膚、則ち触覚で受け止めているのだ。

触覚は五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)の中で、生物学的に一番原初的な感覚だ。原初的であるがゆえに、目や耳はごまかせても、触覚が騙されるということはまず無い。

鋭敏にして、最も確実な感覚である触覚。これと日本語が密接に関わる理由は、一体どこにあるのか。それは、擬態語にあると思われる。

擬態語は、身振りや状態を似せて表した言葉だ。にこにこ、ゆらゆら、どっしり、キョロキョロなどがあり、さらに皮膚感覚がベースとなった、きりきり、ごつごつ、さらさら、ざらざら、つるつる、ぱらぱら、べたべた、といった多数の言葉がある。

既に触覚によって、ざらざら、つるつる、べたべたといった状態を知っているところに、これらの擬態語が耳に届くと、聴覚と同時に触覚が働いていき、肌で言葉を感覚してしまうことになるのである。

日本語の訓読み、則ち大和言葉は一音一音が明瞭だ。あいう…48音と、りゃりゅりょ、しゃしゅしょなどの拗音(ようおん)それぞれに、発声の仕組みと意味(音義)がある。

それがベースとなって、世界で最も擬態語や擬声語(音や声に似せて表した言語)の多い言語となったのが日本語だ。そのため、聴覚だけでなく触覚をも存分に働かせながら言葉を聞いてしまう様式を、日本人が獲得してきたのではないかと思うのである。

そこに、日本人の繊細さや、感性の鋭さの一因があるのではないかと推測する。