チャイナは、まさに二重構造国家、一体どちらが本当のチャイナなのか…

こんにちは。昨夜は、十五夜の綺麗な月が見られました。昨日見られなかった方は、是非とも今夜の月をご覧ください。実は、本日が満月です!

◆明日3日(土)は名古屋綜學院、4日(日)は京都綜學院で林ゼミです。それから、5日(月)は神戸、7日(水)は東京で講義します。また9日(金)朝、名古屋ABCフォーラムで久し振りにお話しします。

☆今啓林会(神戸)10月5日(月)午後6時半~9時
世界と日本の動きを読む~「危機深まる国際情勢と国内動向 他」
じっくり味わい、人生の骨格を養う「論語」講座(30)我が身を正せば、政治は自ずと上手くいくようになる。近所や内部の評判が良ければ、きっと遠くから人々が集まってくる。他
戦前の日本は思想戦に敗れていた!封印の書『学術維新原理日本』講話(30)日本語を捨ててはならない!国語の盛衰が国家の盛衰。言葉は思想なり。他
会場:神戸一宮神社 社務所  参加費:ビジター3000円

☆日本的経営の根本道場!経世志塾(東京)
日時:10月7日(水)午後4時~6時半
※リアル&オンラインのハイブリッド講座です!
演題:経営者・経営幹部のための「論語講座」子罕第九
自信を持てないのは使命感から無いから! あと一歩で止めてはならない。他
※最新の内外情勢についてもお話しします。
会場:湯島聖堂(昌平坂学問所・斯文会館) 参加費:5000円
申込みは下記サイトにて承ります。
https://ex-pa.jp/item/29879

◆東京綜學院、いよいよ令和3年1月から開講します!
https://saipon.jp/h/toukyo-sou……1ENCjUU6Hg

●評論・随筆●

◆チャイナは、まさに二重構造国家、一体どちらが本当のチャイナなのか…◆

どちらが本当のチャイナか迷うことがある。例えば、ゴミゴミしているのか、綺麗なのかと。

かつてチャイナの都会は、大きな交差点に自転車の群れが怒濤のように押し寄せ、道路は汚くゴミゴミした印象が強かった。ところが近年では、大連や西安などチャイナの大都市が大変綺麗になった。街路樹がよく手入れされており雑草も殆ど無い。

また、恐怖独裁政治が行われる覇道国家なのか、それとも親切な人民が暮らす和順な国なのか。

東シナ海の尖閣諸島周辺にはチャイナ公船が大手を振って侵入し、南シナ海では実効支配の強化が進む。ウイグル族に対しては弾圧と人権侵害が深刻化し、香港に対しては国家安全維持法を成立させて自治権を奪う。

そういう横暴に接し、目を覚ました欧州はチャイナ離れを起こしてきた。しかし一般の人民と出会えば、おしなべて親切で日本文化好きも多い。専横に走る中共政権と、温和な人民の落差に首を傾(かしげ)げたくなる。

それから、体制は間もなく動揺するのか、それともまだまだ安泰なのか。

習近平主席の立場が危ういという記事をよく目にする。警察部隊の習主席への忠誠心に綻(ほころ)びが生じたとか、人民解放軍の軍系企業関係者を人事で優遇しなければならないほど軍に不満が溜まっているとか。

さらに豪雨による洪水が全土を襲い、三峡ダムが崩壊寸前。このままでは習近平主席は失脚し、中共政権が滅びかねないというニュースも。

文明法則史学研究所(服部匡成所長)では、2020年から2030年の間に共産党一党独裁体制が終焉のときを迎えであろうと予測している。

中国共産党政権は、社会秩序の過渡期に現れる覇者政権で、本格的な新中国SS(ソーシャルシステム)の誕生は、その先になるであろうと。王道国家の建設開始は、早くて今世紀の後半以降になると思われる。

21世紀は東西文明の交代期であり、豊かな文明創造力は西から東へシフトする。しかし、それは激動と共に転換するのであって、文明交代期には必ず膨張国家が出現してきた。

今回の交代期では、チャイナがその役割を担うことになってきたと考えられる。従って、今後も中共政権は世界中を振りまわしつつ、やがて終焉のときを迎えることになるのだろう。

チャイナは、まさに二重構造国家である。これから先、どこに本当のチャイナが存在しているのか、注意深く観察しなければならない。支配層の混乱を見ればいいのか、あるいは政治の危機とは別次元のところで成長を続けていく人民共同体を見るべきなのか。

チャイナには、分厚い人民の活力がある。武漢発コロナウイルスを世界に蔓延させつつも、いち早く自国の流行を食い止め、素早く経済の立て直しを進めた。世界に先駆けて経済活動を再開し、アジアにおける企業業績の回復では、ウイルス禍を契機にチャイナ勢がリードしている様相だ。それから「一帯一路」を中心に、ワクチン外交を展開している。

今、世界経済の軸は、米欧日からチャイナに移行しつつあるかに見える。ウイルス禍で、それが加速している状況だ。やはり政治の危機とは別次元のところで、チャイナの巨大市場は成長していくのか。

アメリカはチャイナをドル決済から締め出そうとしているが、対抗するチャイナは、人民元建てで貿易決済が行われるよう世界を改変するだろう。

米欧日印豪連合なのか、チャイナ一帯一路連合なのかという選択肢が突きつけられる中、中途半端な態度は許されまい。

いずれ崩壊するから大丈夫、などと脳天気に構えていてはいけない。兎に角、本当のチャイナを見抜く眼力が益々必要となってきた。