兵法~あらかじめ勝てる状況をつくっておけ

こんばんは。
あっという間に10月も下旬に入りました。

◆今月発刊の「朝日ジャーナル」臨時増刊号に松下政経塾の特集が載り、綜観は「松下政経塾の異端児」と紹介されました。元々「変わり種」として入塾しましたが、30年以上経っても「異端児」です。このまま行くしかないのだと腹を括りました。

◆ただいま綜學社・支援会員、サポーター会員の募集をしています◆
下記にメールを下されば詳細をお知らせします。
sougakusha2010 ★ yahoo.co.jp
※★を@に代えてメールして下さい。

●日記● 平成23年10月21日~22日

★☆兵法~あらかじめ勝てる状況をつくっておけ

10月21日(金)、政経倶楽部連合会・大阪支部10月例会で講義。テーマは「孫子の兵法」。

兵法は、大局に立ち、情報を集め、相手の本心を読み、敵の策謀を断ち、事前準備を整え、優位なポジションを取り、あらかじめ勝てる状況をつくってから、チャンスを逃すことなく弱点を攻めよと諭している。

こういう教えは非情すぎて、どうも受け付けられないという人もいるだろう。

何も自分から使わなくていい。相手が仕掛けてくる場合に備えておけばいいのだ。騙されないためのワクチンとして、学ぶべき価値が存分にある。特に、外交を担当する政治家には必修のはず。

これで、大阪支部発足時の導入研修(5回)が終わった。大阪支部の組織としての原点・大局・本氣・徹底が練り上げられてきたから、これからきっと生成発展すると思う。

林塾からは下記の4名が参加してくれた。
福丸孝之塾士(1期生、内務尚書、茨木市議)
岡本忠蔵塾士(2期生、天命部会長、京都府議)
岩波薫塾員(3期生、法学博士)
濱野夕希子塾員(5期生)

★☆文明交代期の激変~世界経済の行き詰まりが引き金となるか

10月21日(金)、綜學社・支援会員に送る「CD講座」の収録を行う。綜學の全体観によって世界情勢や政局を述べ、約30分にまとめた。学生スタッフの長屋君が、録音と編集を担当してくれ、大いに助かった。

収録内容から一つだけ述べる。綜観は従来、文明交代期の激変は、環境問題がきっかけになると思ってきた。

ところが、世界経済の行き詰まりが引き金となりそうな状況だ。EU経済が本当に怪しい。ギリシャが破産国家となれば、フランスやドイツに動揺を与え、ドミノ倒しのように世界を震撼させることになる。

アメリカよりもヨーロッパの方が「資本制の社会秩序」を早く起こし、その衰退も先行していたのだから、先にヨーロッパから崩れてもおかしくない。EU統合で落ち着き、それで終わると思ったら大間違いということだ。文明法則史学の予測を、決して軽んじてはいけない。とうとう文明論の物差しが、必須の時代に入ったのだ。

相手の言い掛かりに乗るな。重心を下げ、低めの声で話せ

その後、事務所で庶務。林塾出身の市長(塾士)から電話相談を受ける。反対派の揚げ足取りに苦労しているという。正々堂々と持論を貫くのみだ。相手は言い掛かりで、こちらをひるませようとしているのだから、重心を上げないよう注意し、いつもより低めの声で話せばいい。

そして博多へ移動し、午後6時から「政治家天命講座」第6期九州10月例会。今月は、松下幸之助翁の政治観・国家観・歴史観がテーマ。九州6期塾生たちも、志士政治家を目指して、かなり腹が据わってきた様子。3時間超の講義の後、徹底討論が1時間半。今日もがんばった。

今回は塾士会議と重なっており、各地から20名の塾士が参集。塾務を我が事として活動してくれていることに深謝する。

★☆京都では、大学生の参加者が増えてきた!

10月22日(土)、博多の朝。旅館の朝飯が美味い。「政治家講座」二日目研修の冒頭で塾長挨拶。その後、新幹線で移動。京都に着いてから、綜學社事務所で代表理事の安並潤さんと打ち合わせ。安並代表は、今回も千葉県から駆け付けてくれた。学生たちへの言葉が温かい。

今日は京都綜學講座の例会で講義。最初に、文明法則史学による中国4000年の興亡を話し、続いて『徒然草』に学ぶ日本人の美意識や、思いやりの心について解説。

青年部が中心になって運営されているこの講座は、大学生の参加が増えている(本日は11名)。何のため誰のために、自分はどう生きたらいいのか。これについて“安心して”学べる機会は、学生たちにとってありそうで少ない。

社会人が大学生を応援する関係を、さらに発展させていきたい。青年部長の大久保信克君をはじめ、スタッフががんばってくれたお陰である。終了後、青年部だけの懇親会が催され、最高度に盛り上がったと聞く。