日米関係と日中外交、そして自立への道 其の3

同盟国だからといって、無条件に守ってくれるわけではない

近い国同士を仲良くさせないということ。それは覇権外交のイロハだ。
中国ならば清の時代、北方の蒙古民族の力を削ぐために、モンゴルを分断統治する政策を取ってきた歴史がある。

そういう方法を「謀略だ」などと言うのは、あまりにも脳天気だ。
これらは兵法の基本であって、敵に勝つための準備に過ぎない。

国際外交に甘えは許されない。同盟国だからといって無条件に守ってくれると思ったら大間違いであり、アメリカは東アジアに対する覇権の維持強化を基本に、日本への対応を決めてくるのだ。

アメリカに全く期待してはいけない、と述べているのではない。今はまだ、アメリカの力がなくては中国の膨張を止めることは出来ない。が、「アメリカがいるから大丈夫」という依頼心を、いつまでも抱き続けていていいとは思えない。そろそろ脱米を考えねばならないときにきているのではないかと、冷静に問い掛けるのである。

単純な右傾化に同調する人たちは、どういうわけかアメリカへの警戒心や、アメリカからの自立心が薄い。(反米ではなく)脱米なり離米によって、アメリカからの自立を果たさない限り、まだまだ戦後は継続中ということになるのではないかと思うのだ。

如何にしたら日本消滅を避けられるか

兎に角問題は、如何にしたら日本消滅を避けられるか、というところにある。

文明法則史学の創始者である故・村山節先生から、「日本は大陸と半島に関わるな」と聞いたことがある。昔から中国や韓国に関わると、ろくな事がないと。戦前の昭和史の他、百済の救援依頼によって半島に出兵した際の白村江の戦い(西暦663年)や、秀吉の野心で朝鮮に派兵した文禄の役(西暦1592年)などのことを指していたようだ。白村江の戦いでは大敗を喫し、文禄の役では朝鮮の人々に多大な被害を与え、豊臣政権を衰退化させた。

今後の外交においても、中国大陸や朝鮮半島に、過度に関わらないよう戒めるべきだ。もしも日中戦争や日韓戦争が起これば、共生文明の創造を大幅に遅らせることになる。日本が戦場になって国家が分断され、国内が代理戦争の場にでもなったら、取り返しのつかない惨状となるだろう。日本消滅しかあるまい。

領土防衛は、しっかりやらねばならない。それは戦争を防ぐためだ。中国やロシアに日本侵略の意図を起こさせないことが必要で、それには紛争発生の隙をつくらないことが肝腎だ。対応策を練って実行しよう。(続く)