「日本政経連合総研レポート」第8号

公益経営(日本的経営)基本精神7カ条

政経倶楽部の「3つの基本理念」に「公益経済の確立」があります。その心得として、「公益経営7つのキーワード」を述べてみます。
ご参考になれば幸いです。

1「理念」がありますか?
理念は考え方の基準です。何のため誰のための経営なのかを、今一度考えましょう。「理」は玉を磨くように筋道を整えることです。理念は決断や判断の元でもあります。

2「本物」をつくっていますか?
独自性を養い、品質を最高水準に高め、安売り競争から脱出しましょう。人間国宝は超本物をつくります。値段が高くても、本物にはファンが付くから売れるのです。

3「信用」を培っていますか?
信用なくして永続も繁栄もありません。地道な勤勉努力や、小さな約束を疎かにしない真面目さを大切にしましょう。理念や信念に外れた仕事は、決して受けてはなりません。

4「互恵」を意識していますか?
自社だけ、自分だけ儲けるのではなく、お客様は当然のこと、同業者や取引先と共に栄えていくよう留意しましょう。仲間と息を合わせて仕事をするのは、日本人のお得意芸です。

5「年輪」成長を心がけていますか?
能力を超えた急激な成長を求めてはなりません。ブームに注意し、着実な年輪成長を目指しましょう。高調期に倹約に努めて蓄積すれば、低調なときにうろたえずにすみ、次の準備を進めることが出来ます。常に遠くを慮り、長く続けて老舗となるのが日本経営道です。

6「上下一体」の社風がありますか?
上は下のために、下は上のために努力してこそ、組織は一丸となります。社長は社員の幸せを導き、社員は社長の志実現を心がけましょう。教育を徹底し、一緒に学んで「共通言語」を増やして下さい。その言葉を出した瞬間、直ちに気持ちが伝わるのが共通言語です。

7「感謝」の心がありますか?
人間力によって沢山の人を味方に付けていく人は、例外なく「お陰様の心」を持っています。多くの困難や挫折を乗り越える力は、感謝報恩の心から出てきます。神仏は祈る人にヒントをくれます。御先祖は手を合わせる子孫を守ってくれます。理屈ではありません。