その16 兵士・物資・食糧、これらの輸送で国家は疲弊する

「戦上手は兵士を二度と徴用せず」。これは、兵士を一度徴発したら、その兵力で早期に勝つよう努め、繰り返し徴兵して国民を苦しめないという意味です。

「食糧は三度と運ばない」。こちらは、二つの意味が考えられます。一つは、戦争の途中で戦地に食糧を運ばないという意味です。一度目は出陣のとき、二度目は勝利の凱旋のときに食糧を自国から運ぶのですが、その間の食糧は現地で調達せよという指示になります。もう一つの意味は、母国からの食糧配送は二度までとし、三度目は許さないという戒めです。いずれにせよ、食糧の現地確保が重要だったのです。

武士道精神と公家精神、両方欲しい理由…

こんばんは。昨日は新暦の七夕、そして「やや暑熱を催す」という「小暑」でした。昨日から、大相撲名古屋場所が始まりましたね!

◆本号の「日記」の小見出しです。内容は下記をご覧下さい。
☆京都美術館で開催している「トルコ至宝展」へ
☆六波羅蜜寺の空也像がいい!

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☆これも何かの「お知らせ」かも…
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その15 食糧や飼料の現地調達が、なぜ重要だったのか

食糧輸送が大きな負担であった理由の一つに、輸送担当者自身の食糧も運ばなければならなかったこともあります。もしも輸送の往復に一ヶ月を要したとすれば、担当者一人につき一ヶ月分の食糧を上乗せして運ぶ必要があったわけです。そこで孫子は、食糧や飼料の現地調達の必要性を説きました。

今日の経済活動は、物流の国際化が進んでいますが、それでもこの「可能な限り現地調達で対応する」という在り方は、心得として生かせる場面があるはずです。

記念日や誕生日。それらは、ただ今からの決意と在り方を伝える日

こんばんは。梅雨前線の活発化による九州の強雨が心配です。

◆7月に入って蒸し暑くなりました。今夜も家族で空手道の稽古に行って来ましたが、稽古着は汗びっしょりです。

体得とは、文字通り体で会得することだと実感します。頭で受け止めることと、体で覚えることの間には、想像以上に大きな距離があるということを、いつも痛感します。一足飛びに上手くなることはあり得ず、たとえ急に上手くなったように見える場合でも、必ず地道な努力が背景にあるということが分かります。

令和元年7月度:志塾・勉強会などのご案内

林英臣が講義する講演会・勉強会です。お気軽にご参加いただけます。
是非ともお運びを!東北→関東→中部→関西→中国→四国→九州の順になっています。隔月開催などの会は、8月以降の案内になっている場合がありますのでご注意ください。
開催日時・場所・内容が、予告なく変更される場合があります。
念のため問い合せ先にご確認の上、ご参加ください。
☆印は連続の勉強会、★印は単発の講演会です。

その14 大陸での攻城戦が、攻める側に不利、守る側に有利であった理由

チャイナの城攻めは、日本とはかなり状況が異なります。日本の戦国時代などで行われた城攻めは、一般的に籠城した側が敗色濃厚となります。日本の城は、武士が構える砦が基本であって、城内に井戸や多少の食糧備蓄があるとはいえ、長期戦には不向きでした。

一方チャイナの城は、都市全体を高い城壁で囲んでいますから実に広大です。それ自体を国(城塞都市)と呼んでもおかしくなく、城内には豊かな食糧や物資が蓄えられています。しかも城は、見晴らしの良好な平原の中にあります。