No.18 第4章 太陽主義(太陽のように生きよう)

続いて、大日本主義は太陽主義であるということについてお話しします。
太陽が照り輝いているのは、激しく燃えているからです。その仕組みは、科学の発達によってだんだん解明(かいめい)されてきました。
その結果、太陽は単なる物質現象だとする考え方が起こったのです。

冷静な、もっと言えば冷たい見方をする科学を、唯物(ゆいぶつ)科学といいます。唯物科学では、すべての根元は物であるとしておりますから、太陽だからといって特別な価値を認めたりしません。

では、太陽は価値のない一個の物体にすぎないのでしょうか。いや、決してそうではありません。太陽は宇宙における諸活動の根本的存在であり、人間はもとよりあらゆる生物が生存する上での、最大に尊い存在であります。

このことは議論するまでもない事実です。その証拠(しょうこ)に、アメツチ(天地)から太陽を無くしてしまったら一切が消滅(しょうめつ)してしまいます。アメを照らすのが太陽で、ツチはそれを受けて活動しているからです。

本当に「太陽は神」といえます。少なくとも、神と呼ぶべき尊い働きを行(おこな)っているのが太陽なのです。

1 開闢と世界遍照(かいびゃくとせかいへんじょう、世界を明るく照らす)

日本の開闢(かいびゃく、はじまりのとき)は、天照大御神のご出現によって成り立ちました。そのことは前章で述べた通りです。

大御神が天の岩屋戸(いわやと)にお隠れになったため、世界中が暗くなりました。しかし、神々のご努力によって大御神は復活され、世界は明るさを取り戻します。そのとき神々は、神楽(かぐら、神様に奉納する歌舞)を奏(そう)して喜び合いました。

それはあたかも、日の出と共に世界が明るくなり、一切の闇(やみ)が照らされ、全ての人々が太陽に感激して仰(あお)ぎ見るときと同じ光景であったことでしょう。

日本国の使命は、地上に皇道(こうどう)を布(し)くことにあります。
皇道とは皇国(こうこく)の筋道(すじみち)のことで、天皇を中心とする日本の国柄(くにがら)を意味します。それを布く、すなわち弘めるのが日本国の使命です。それは尊い神の道を布いて、地上に楽園を建設することでもあります。その事業を「世界の皇化」といいます。

あたかも太陽の光によって、すべての生命が生成化育するように、また天照大御神のご出現で神代の日本が明るくなったように、日本国の存在と発展によって今日(こんにち)の暗く混迷する世界を明るくしなければなりません。

ここに、大日本の使命は「世界遍照」であるという理由があります。(続く)