No.23 日本では昔から共産主義!?

林の補足:共産主義とは、私有財産を認めないで利益を平等に配分し、支配者のいない世の中を作ろうとする政治思想です。権力者が人民を苦しめ、金持ちである資本家が貧しい労働者から利益を奪い取るようなことがありません。これを社会主義とも呼びます。

そういう社会を起こすため、貧しい労働者が立ち上がって権力者や資本家を倒し、政権を自分たちの手に握ることを共産主義革命(かくめい)と言います。
西暦1917年に、世界最初の革命がロシアで起きました。

※ここから本文→共産主義の本場(ほんば、一番本格的に行われている場所のこと)はロシアであると思っている人が多いのですが、ロシアにはスローガン(言葉)はあるものの、平等の実体は見られません。共産主義のスローガンを掲げている他の国々も同じことです。

ところが、我が国には共産主義の思想と実体が、国全体に最初から存在しているのです。

第一に我が国は、天皇が独裁しているところへ国民が寄留(きりゅう、他人の家に身を寄せること)したわけではなく、国民が支配しているところへ天皇を迎え入れているのでもありません。

日本という国は、中心に天皇がいるものの天皇の私有物ではなく、一人ひとりの国民が支えているからといって国民が所有しているのでもありません。天皇のものにして天皇のものではなく、国民のものにして国民のものではないのです。

誰もが日本国の将来を「我が事」と考え、お互い協力して助け合うのが国民精神です。その精神は、徹底した共産主義思想と言えます。天皇と国民が一体となって支え合うようすは、本当に共産主義以上に共産主義であります。

我が国はそういう国ですから、国内に分離・独立しようという活動がありません。また、支那(シナ=チャイナ)に見られる痛(いた)ましい易姓革命(えきせいかくめい、王者の力が失われて王朝が交代すること)が起こらないのです。

また、村には村民共有の原野や山林、池沼(ちしょう、池と沼)があります。
木材や薪(たきぎ)、魚などを共同で採取しているのです。これを入会(いりあい)といい、昔から共産主義が行われてきた証(あかし)です。(続く)