No.27 人が寄り付かないのは温かみが足りないから

円満(満ち足りていて丸いこと)

欠点がなく満ち足りており、角(かど)がなくて丸いようすを円満といいます。
円満であることにおいて、太陽に及ぶものはありません。

誰でもいろいろと、歪(ゆが)んだところや尖(とが)ったところを持っています。そうすると、なかなか丸く転(ころ)がることができなくて、人にうまく合わせられないことに苦しんだり、他人に対して迷惑をかけたりします。

もしも太陽のように円満であったら、どんなに幸福であるか分かりません。
常に円満な心となるためのお手本を、太陽に求めましょう。

温和(温かくて穏やかなようす)

本当に太陽ほど、温かくて気持ちの良いものはありません。春や秋もそうですが、寒さ厳しい冬に、一層(いっそう)その穏やかな温かさを知ります。
そして、人々は誰でも日光の下(もと)に寄り集まって、太陽光に感謝します。

人間も同じで、側(そば)に人が寄り付かないのは温かみが足りないからです。
もしも太陽のように、この上なく円満な性格を養い持っているならば、きっと天下の誰もが寄って来ることでしょう。このことにおいて、太陽は本当に温和の模範(もはん)です。

熱烈(熱くて激しいようす)

太陽のように熱烈なものは他(ほか)にありません。熱く激しく燃え上がり、その炎(ほのお)は盛んに輝き、あらゆる物を焼きつくします。この熱烈さが、すべてに生命力を与える本となるのです。

大きなことを言って偉ぶっても、結局一人も動かせないのは熱意が足りないからです。もしも我々が太陽のような熱烈さを持っているならば、すべての人を動かすことができるはずです。熱烈な至誠(しせい、純粋なまごころ)を学ぼうとするとき、太陽が最高のお手本となるはずです。(続く)