No.37 赤は赤だけ、青は青だけでやろうとするからダメ

6 光りの哲理(光りが教える、生命が成り立つ仕組み)

太陽は、人間にとって大切な道義や道徳のお手本を示しています。そのことは、すでに述べた通りです。さらに、一切(いっさい)の平和の根本であり、生命の本源となるところの、光りの哲理を教えてくれています。

そもそも、生命の本は光りです。光りは白色であると同時に七色です。赤・樺(かば、赤みのある橙色)・黄・緑・青・紺・紫の七色が一つに合わさって、太陽の白色となります。そうして、光りとなり、熱となり、生命の本源となるのです。

七色は、それぞれ違う色であり、赤色は赤であることに優れていますが、とても青色の良さまで務めることはできません。青色は青として一流ですが、紫の代わりにはなりません。そうして、どの色もその特色において天下一品(天下に一つしかないくらい優れているようす)なのですが、どれも他の六色の代理にはなりません。

それなのに、赤色は自分の特色を自慢して他の色を否定し、黄色は黄色の長所を誇って他を認めないということになったら、どうなってしまうでしょうか。
七色が調和した白色は出てこないでしょうし、熱はなく、生命の本源にもなりません。だから、何も栄えることができなくなり、結局、全部が自滅してしまいます。

色というものは、いろいろあるからいいのです。もしも赤色だけの世界だったら、それしかないのだから、赤を想像することはできません。青色だけの世界も同じで、青を想像することは不可能となります。

紫色があるから黄色がイメージされ、紺色があるから樺色が認められるというように、七色があるから、一色がその特色を発揮できるわけです。

太陽は、多色が合わさって一つになることで、どの特色も生かされながら調和することの大切さを教えています。それによって、私たちに生命が成り立つ仕組み(原理)を示し、どうしたら仲良く栄えていけるかを分からせようとしているのです。

ところが人々は、この簡単で分かりやすい道理や原則を無視して、赤党(赤グループ)は赤党だけでやろうとし、他の色の長所は無視して、世界を赤一色に塗りつぶそうと企(くわだ)てています。また青派(青グループ)は青派だけで、すべてを支配しようとして結束しています。

あるいは、出身学校による集まり(学閥)や、財力のある資本家の集まり(財閥)、出身地が同じ人たちの集まり(地方閥)や、政党や宗教団体など、その多くが自分たちだけで固まって、他を排除(はいじょ)しようとしています。これらは、光りの原理に反するものであるから、世の中はますます暗くなり、繁栄から遠ざかることになってしまいます。

林英臣の補足:光り(ひかり)のヒは、日や火のヒで、燃えるものやエネルギーを意味しています。ヒト(人)は日止であり、エネルギーの止まった存在として、熱く燃えているのです。(続く)