No.40 どの程度仲の良い集まりなのかは、人格尊重の度合いに比例する

8 人格及び物格の尊重(人にも物にも、それぞれ個性と価値がある)

「その人らしさ」を人格といいます。人格は、人によって違うところの、人間性や人柄(ひとがら)のことです。人によって違うのですから、人格尊重とは、一人ひとりの個性尊重に他(ほか)なりません。

特徴(とくちょう)のある個性を認めて人格を尊重するのは、仲間同士で仲良くするための根本です。どの程度仲の良い集まりなのかは、人格尊重の度合いに比例することになります。

すでに述べたように、太陽の光りは、七色集まって一色になっています。
青色があるから赤色が生かされ、黄色があるから緑色が生かされるように、人間もそれぞれ個性が違うことで、相手を生かし、自分の存在価値を高めています。

ということは、相手がいることで自分の意味が定まるということになります。
お互い、他人の存在によって、自分の価値が生まれてくるというわけです。
団子哲学で述べたように、個性や持ち味が違うからこそ、協力し助け合うことができます。そして、丸くて欠けたところのない円満(えんまん)な団体や社会が構成されることになるのです。

そうであれば、「この俺のために多くの人間が存在しているのだ」とか、「一番偉いのは、この俺だ」などと傲慢な考え方を持つのは、とんでもない間違いであることに気付くはずです。同志や仲間がいなければ、この自分も存在していないということを知って欲しいのです。

とても優れた点は、一人に一つずつあります。このことを「天は二物を与えず」と言います。誰でも天から一つ特性を与えられており、二つということはないという意味です。だからこそ、自分の特性を生かさねばなりません。

どんなに上等の大根も、芋の代わりにはなりません。どれほど高級な牛肉があったとしても、これから先、もう魚はいらないということにはなりません。
同じ芋でも、ジャガイモとサツマイモは違います。芋としては似ていても、まったく違う個性を持っております。

私たちも、神が与えてくれた天下一品の個性や特性を発揮(はっき)して、我が使命に生きていこうではありませんか。(続く)