No.50 中心が確立して、はじめて物の存在が決まる

第5章 中心主義(中心に向かって一つにまとまろう)

立ち位置を日本に定めて生き、その上で世界に貢献(こうけん)する。これを大日本主義と言い、大日本主義には中心主義も含まれます。

中心主義とは、中心に向かって一つにまとまることを大方針としている考え方のことです。それが「天地の大道」(てんちのだいどう、天地自然の根本的な原理)であることを、二つの項目(こうもく)に分けて説明しましょう。

1 自然と中心確立(天地自然は、中心確立によって成り立っている)

◆中心が確立して、はじめて物の存在が決まる

太陽系には、太陽という中心があります。このことが、天地自然の大原則を明示(めいじ、明らかに示すこと)しております。どんな存在も、それが一つにまとまっているならば、必ず中心があるのです。一つの集団に、中心や中心となる働きがあるということは、自然の現象や物質の運動、生物の活動などを見れば、よく分かります。

中心が確立(かくりつ、しっかりと立てられていること)して、はじめて物の存在が決まり、部分も全体も定まってきます。そして、整然(せいぜん、きちんと整っているようす)とした動きが起こり、発展していくのです。

樹木なら根本(こんぽん、根もとのこと)が、花なら花柄(かへい)という花と茎をつなぐ柄(つか)が、葉であれば葉柄(ようへい)という葉と茎をつなぐ柄があって、これらが樹木全体・花全体・葉全体をまとめる統轄(とうかつ、中心となって一つにまとめること)的部位となっています。全体がつながって、一つにまとまっているから、生長(せいちょう)と繁栄(はんえい)がもたらされるわけです。

動物でも、蟻(あり)や蜂(はち)の集団、魚や鳥の群れには、統一した動きが見られます。女王蟻や女王蜂は、卵を産むのが役割であって、集団の統轄者ではないとされていますが、集団の中で最も大切にされる中心的存在であることは確かです。

魚や鳥の群れですが、その動きに中心となる統轄者がいるかどうかは見ても分かりません。でも、整然とした動きを起こすのですから、何らかの司令を出す仕組みがあるものと思われます。

これが人間社会になると、中心者の存在がはっきりしてきます。(続く)