No.53 中心確立によって全体が安定し、国民は幸福になっていく

中心確立と総幸福(中心をしっかり立てれば、みんなが幸せになる)

物質的なことも精神的なことも、安定しているほど悩みは小さくなり、人は幸せになっていきます。

では、安定するにはどうしたらいいかというと、やはり中心の確立が必要です。まず中心があって、それがしっかり立っており、さらに不動(ふどう)となれば全体が安定します。

中心があったとしても、いつも揺れ動いており、その位置がぶれてばかりいたらダメです。真(しん)の安定は起こらず、それによる真の幸福を得ることができません。国民を幸福に導いてくれる、本当に安定した国家は建設不可能というわけです。

外国の中には、文物(ぶんぶつ、文化と物質)が豊かになりながら、いつも動揺(どうよう)していて、国民生活が混乱(こんらん)を繰り返している国があります。その原因は、建国の大本(たいほん、おおもと)となる出発点が、中心確立の大義(たいぎ、大きな正義)に反しているところにあります。

国家を奪って我が物にしようという反逆者が現れ、その国の中心を覆(くつがえ)し、伝統(でんとう)を滅ぼしてしまったのです。そうして歴史が途切れ(とぎれ)、それまでとは別の国家が作られることになりました。

しかし、我が国では天照大御神のご神勅によって、遠い神代(かみよ、神話の時代)に国が肇(はじ)まります。建国の最初に中心が確立され、そのままずっと続いてきたのです。このことは、国民にとって最高に幸福なことです。

林英臣の補足:我が国の政務を担当する総責任者は総理大臣です。外国では大統領や首相が政務の総責任者となりますが、外国の大統領や首相に比べて、日本の総理大臣は任期が短い傾向(けいこう)にあります。頻繁(ひんぱん)に総理大臣が替わるときは、任期が1年程度の短命な総理大臣が続きます。

このことは、決していいことではありません。政治の内容が、途切れ途切れになるからです。外国から日本を見た場合も、毎年毎年、政治のトップが替わるようでは、人間関係の信頼を築きにくくなってしまいます。

それでも日本の国が外国から信用されているのは、国家の中心に天皇陛下が存在しているからです。天皇陛下は、天照大御神や神武天皇から続いている日本国の中心です。外国の人々は、我が国の中心である天皇陛下を見て、その不動のお姿から日本を信用することになるのです。(続く)