No.101 世界地図を開けば、その大半が英・蘭・仏・米・伊・露・葡などの属領

5 帝国主義撲滅運動と日本(ていこくしゅぎぼくめつうんどうとにほん)

今日の世界の不安は、言うまでもなく帝国主義が根底にあります。世界平和を念願する者ならば、誰でも帝国主義的な侵略を不快に思うところです。ならば、一体誰が帝国主義を排除し、これを正してくれるのでしょうか。

怠け者が勤勉の大切さを唱えても信用できません。反逆者が忠義や忠誠を説いても信頼できません。同じように、侵略主義者が平和を提唱しても信じることは不可能です。

世界地図を開いてみましょう。その大半は、英(イギリス)領何々、蘭(オランダ)領何々、仏(フランス)領何々、米(アメリカ)領何々、伊(イタリア)領何々、露(ロシア)領何々、葡(ポルトガル)領何々と示されており、それぞれ本国以外に広大な属領(ぞくりょう)を持っています。属領とは何でしょうか。それは略奪した土地です(植民地)。

すなわち白人たちは、いずれも帝国主義者です。議論をするまでもなく事実なのです。そのことを世界地図が、無言のまま実証しているではありませんか。

白人の皆さんは、この事実をどう弁解するのでしょうか。それとも、静かに反省して、世界地図を元の状態に戻すでしょうか。あるいは、人道を無視したまま、あくまで武力や権力によって帝国主義を続けるつもりなのでしょうか。

我が国は未だかって、ただの一度も他国の領土を略奪したことはありません。台湾は、それが欲しくて日清戦争を起こしたのではなく、征服によって領有権を得たのでもありません。台湾は、条約によって合法的に日本に譲り渡されたものなのです。南樺太も、それが貰いたくてロシアと戦ったのではなく、かつてロシアに譲った領土の半分が戻って来たにすぎません(西暦1875年の樺太千島交換条約)。(続く)