No.105 指導者階級の腐敗堕落によって、世の中が暗くなってしまった

我が国は、神代から現在に至るまで、3千年は続く素晴らしい歴史を持っています。一体それは、誰の力によるものでしょうか。忠義の家臣や正義の志士でしょうか。それとも軍人や学者、政治家でしょうか。あるいは、一般の国民でしょうか。

いや、それは我が皇室です。建国以来、歴代の天皇は、御自ら(おんみずから)神徳(神様と同等の徳)を体現(たいげん)されてきました。天皇は国民を大御宝(おおみたから)と呼び、仁徳を基本に民本主義に立たれ、国家と国民をおまとめくださったのです。

我が国の道義(どうぎ、守るべき正義の道)が廃(すた)れそうで廃れないのは、思うに君徳(くんとく、君主の徳)が明らかに輝き渡っているからです。

ところが、責任を負っているはずの指導者階級の者たちが腐敗堕落したために、暗雲が君徳を覆っていき、太陽が隠れたときのように世の中が暗くなってしまったのです。

ああ、なんと畏(おそ)れ多いことでしょうか。恥じて死ぬほどの醜態(しゅうたい、醜いようす)です。

もう一度言います。華族(かぞく、昭和22年まで存在した貴族階級)や富豪、政治家など世の上に立つ人々よ、日夜謙虚に、天皇陛下の御心を我が心に重ね合わせて物事に当たっているでしょうか。何度も繰り返し反省し、自分に与えられた責任を、私心なくまっとうして欲しいのです。

そうして、皇室の大きな徳をそのままお手本とし、少しの野心も持たないでひたすら奉仕してください。そうでなければ、我々は断固あなたがたを糾弾(きゅうだん、責任を問いただして追及すること)しなければなりません。(続く)