No.109 人に疑われるのは、こちらの態度が決まらないから

8 国民的大理想の確立

昭和元年12月28日、今上天皇(きんじょうてんのう、このときの今上天皇は大正天皇)が皇位を継承され、その詔勅に「我が国の国是は日に進むにあり、日に新たにするにあり」云々(うんぬん)と宣(のたま)いました。このお言葉こそ、本当に我々国民の進むべき方向と態度を明示されたものです。

伸びよ、伸びよ、大確信のもとに。明るく高くどこまでもと。

人に疑われるのは、こちらの態度が決まらないときです。態度が決まれば、批判は受けるかもしれませんが、疑われることはなくなります。中には、相手の態度が決まらなければ、自分の態度も決められないという人がいることでしょう。でも、それでは受け身であり、卑屈(ひくつ)でもあり、ちゃんとした考え方というものがありません。日本人が時々、外国人から疑われたり侮られたりする理由がそこにあります。

そうかと思うと、欧米の鼻息をうかがって姑息(こそく)で卑屈な行動に出ることもあります。また、支那に対しては、助けるようでいて助けなかったり、何かを求めるようでいて求めなかったりしています。これでは、どの国も日本を疑うようになって当然です。

そうなるのは、確固不動の信念がないからです。そこで我々は、まず大日本主義に則り、常に日本人としての第一義に立ち、正々堂々と生きていかねばなりません。それは日本民族にとって、まさに急務なのです。(続く)