その134 こんなことをしていて何になるんだ、と焦っている人のために…

綜學の「ものの見方や考え方」について、補足をいくつか述べておきます。一つは長期・中期・短期人生目標の「串団子論」です。

3個の団子があり、それらが一本の串で貫かれています。一番上は長期、真ん中は中期、一番下は短期の人生目標を、それぞれ示しております。

長期の団子は、人生全体の計画です。天命成就の大計画が練り込まれています。

中期の団子は、この3年から10年くらいの間に何を成すべきかをまとめたものです。長期計画を成功させるための諸準備が、中期の内容となります。

短期の団子は、半年から一年の計画です。「まず何から始めるか」という、より具体的な事柄がそこに表されます。

これら長・中・短の団子は、しっかり重なっていることが肝腎です。短期であるこの一年間の諸活動が、中期の3年~10年間と結ばれている。中期の諸事業が一生の目的である天命に向かって伸びていく、というようであって欲しいのです。この一年間を真剣に取り組み、中期の内容を着実にやり抜いてこそ、その向こうにある人生の大目標が達成されるというわけです。

3個の団子が重なれば、今まで感じていた焦りが少なくなってきます。「こんな事をしていて何になるんだ」とか、「自分のやりたいことは、もっと他にあるはずなのに」などという焦燥感が次第に消えていくのです。勿論、いきなりピタッと重ねるのは難しいでしょうが、少しずつ団子同士の接地面を多くしていけば、目の前の取り組みと天命が一致し、本望を遂げる人生にきっとなっていくはずです。

そのために必要な物が、団子を貫く「串」です。串は本氣の「志」に他なりません。「こころざし」は「心指し」であり、心が指し示す方向が志です。心指しは「心刺し」ともなって、団子をちゃんと刺し通してくれるのです。

短期の団子ですが、その内容は目の前の取り組みとして、より具体的でなければなりません。中期と長期が抽象的・観念的でいいというのではありませんが、とりわけ短期は「あっという間の一年」となりますので、それを充実させるための具体性が求められます。(続く)