No.1 達人や天才は、素人と何が違うのか

見事な仏像は、霊が乗り移ってきて彫刻したもの!?

「林君、私が彫刻した仏像を見てくれない」。そう言われて、建設中の仏舎利塔に入ったら、2メートルはあると思われる見事なガンダーラ風の仏像がありました。

「へえー、上手ですね。奥さんは美術の才能もあるんだ」。感心していたら、女性が答えます。「いえいえ、私は全くの素人よ。これは、私にある霊が乗り移ってきて彫刻したものなの」。

松下政経塾に入塾する前の22歳の頃、筆者は群馬県の山奥にある一件宿の温泉に、一ヶ月と少しの間、逗留したことがあります。宿のI社長は、N首相の後援会長をしていた人です。松下政経塾の受験研修として、I氏から世界観や国家観を学びたくて伺ったのでした。日中は、配膳や皿洗い、清掃、布団の上げ下げなど、温泉宿の仕事をし、夜間にI氏から教えを受けました。

温泉と霊感で人を救っている内に、仏舎利塔を建てることに

I氏の奥さんは霊感のある人で、温泉宿の敷地内に釈迦堂を建てていました。温泉と霊感で人を救っている内に、次第に信者が増えてきて、とうとう宗教法人の認可が下り、仏舎利塔を建てることになったのです。

その釈迦如来像は粘土を彫刻したもので、どこから見ても玄人の作品にしか思えません。乗り移ってきたある霊とは、昔インドで仏師をしていた人の霊だと言うのです。

女性は、何とも言えない不思議な雰囲気を持っていた人でした。でも、いくら霊感が強いといっても、素人がいきなり彫刻して見事な作品を完成させてしまう、などということがあるのでしょうか。

その後、筆者は歴史と人物の研究を通して、達人や天才は、素人・凡人と比べて何が違うのかを考えさせられるようになります。その結論として、あるエネルギーを意識するようになりました。(続く)