No.20 私利私欲であっても、思いが強ければ念子は出てくる

強欲対立を招く覇道のやり方では、人間社会は少しも進化しない

筆者は、霊感というものは極力、私利私欲で使ってはならないと思っています。筆者の場合、私欲では霊感が働かないほうですが、中には私利私欲で強い霊感を働かせられる人もいます。いると言うよりも、そういう人のほうが多いのが現実かも知れません。

念子においても、私利私欲に対して働くものがあるのです。強く願えば発信されるのが念子ですが、発信源が私利私欲であっても、その思いの強さに応じて、念子はちゃんと出てきます。その力によって、人や物や金が集まってきて、一定の成長や繁栄に満たされます。

しかし、強欲対立を招く覇道のやり方では、人間社会は少しも進化しません。私利私欲が激化し、暴力で人を脅し、地位で人を抑え、金で人を釣るようなことばかりとなって、果たしてどこに進化があるのでしょうか。

力で相手を倒せば、次はこちらが力で倒される番となり、覇道世界を堂々巡りするばかりです。そういう活動は、人類の進化はもとより、宇宙の発展とも違う方向の動きだと思うのです。

「ナホヒ」と「マガツヒ」

筆者が学んだ古神道では、宇宙に働く根源的エネルギーで、認識上の最小単位となる超微粒子のことを「ナホヒ(直日、直霊)」と呼んでいました。「ナホ」は、直すや治す、素直(スナホ)のナホで真っ直ぐな様子を、「ヒ」は日や火のヒでエネルギーを表しています。

大宇宙の中心から真っ直ぐ飛んできたエネルギー(=超微粒子)がナホヒで、これが広がって様々な活動が起こり、時間と空間が形成されて大宇宙が成立しました。このナホヒが、念子の基になっています。

では、宇宙はナホヒだけで構成されているのかというと、ナホヒとは逆の「マガツヒ(禍津日、禍津霊)」も発生しています。マガツヒは曲がったヒのことで、元はナホヒであったものの、いろいろな事情でバランスが壊れ、摩擦や対立を起こしてしまうマイナスのエネルギーに転化した超微粒子のことです。(続く)